2014年12月19日金曜日

「ちきりんの日記」の作り方?

最近、ちきりんさんの本が立て続けに出版されていたので、気になって読んでみました。
ちきりんさんのブログ運営のポリシーがちきりんさん独特のわかり易い文章にまとめてあったり、ちきりんさんの考えが、端的にまとめてあり、とても読みやすくあっという間に読了してしまいました。

今回読んだのは、
「自分メディアはこう作る」と「多眼思考」の二つ。



「自分メディアはこう作る」は、前半は既に電子書籍で出されていた「ちきりんの日記」の育て方、後半は「ちきりんの日記」ベストセレクションとなっています。

前半部分をざーっと要約すると
ブログが大きくなった過程は、、
・ブログを書く前から、「考えたことを綴る日記」は書いていて、それをネット上に移してみた
・その時期はそんなにTwitterやFacebookといったSNSが発達しておらず、あまり注目されずに3年ほど濃密な濃度の記事が貯まる(この間にネット上の作法を学ぶ)
・その後、はてブがつき始めて、ブログへのアクセスが上昇し始める
という流れでブログが大きくなった。
(ということは時代が流れているので参考にはできるが同じ方法は踏襲できない?)
本書においては、ちきりんさんの時は、はてブが良かったけれども、今はキュレーションメディアやSNSへの露出に最適化した方がいいじゃないかと。


そして今、運営に際して気をつけられている点というのは
・メッセージを一エントリに一つ込める、それも自分の確たる意見を込める
・普通の人の側に立ちつづける、ネットの中の人になりきらない(普通の人に寄り添う)
・上記に関連してサイレントマジョリティを意識する(声の大きいところだけの意見を気にしすぎない)
・ちきりんのコンテンツは「ちきりんの日記」でしか読めないようにする
→コンテンツが発散するから個人サロンやメルマガはしない:エントリ単発で面白くてもダメで、面白い”エントリ”ではなくて、面白い”ブログ”にするために、質の高いエントリが複数必要:とはいえ、ブログを読む層を開拓するために、ネットとは違う切り口からファンを増やそうと本を出されている
・信用力を売らない→築いてきたブランドを安売りせず大事にする、タイアップは余程のことがない限りしない。
・影響力を考慮して、他者をやり込めたりしないし、オンラインでもオフラインでも同じような言動をする→オフラインで言えないようなことをオンラインでも言わない


そして最終的なゴールは、自分のブログを価値のあるメディア(Own Media)にすること。
質の揃ったメンバーに対して発信できるメディアを持つこと。
ちきりんさんが対象としているメンバーというのは、
・資本主義を信じていて
・社会的な事象やビジネスに関心があり
・既成概念を排し、自由かつオープンに考える
・自分で考えるヒントを求める
・ユーモアを理解する
という感じ。

特定の共通項を持った人を読者層として集めることから、きっとなにか面白い反応が生まれると考えてはると。

ちきりんさんの赤本を読んでると、本当に至極まっとうなことを言われてるんですよね。
ネット上でも現実世界上でも人として間違ったことをしないように気をつけれるのは、誰からも嫌われないようにするためにはとても大事。

ネット上での人格を持つことがSNSの普及やスマフォの普及で当たり前になった今、ネット上の人格を簡単には破棄できないし、キャラクターとして認知されるのにも多大なエネルギーが必要。
となるとネット上での人格も、現実世界同様、他者に真摯であることは、自分がぞんざいに扱われていい気がしないのと同じで、大事だと思うわけです。

きっとこれからの時代、というか前からもそうだったと思うのですが、人脈というのはとても大事。いつ、何処で、誰のリソースを自分が必要とするかわからないし、人脈が広がることで思いもよらない変化が起こるかも。
自分のコミュニティを作ることというのは、これから大変重要なアビリティの一つになると思っています。

ちきりんさんの赤本は、ブログの作り方というよりかは、自分のコミュニティの作り方について書かれていたように思います。

それに対して多眼思考は、ちきりんさんの考え方が端的に現れたTweetをまとめることで本にしたもの。

なのでちきりんさんが好きな人=ちきりんさんが意識されているメンバーに当てはまっている方が読みはったら、なるほど!と頷くこと間違いなしと言った内容のTweetがまとめられています。

ご本人も
自分の過去のツイートから、ユニークなメッセージを含むつぶやきだけを厳選して抽出すれば、極めて濃密な「思考と思想の本」が作り出せるはず、と考えました。
とはじめに書かれています。
そんなわけで、ちきりんさんがどんなことを考えてはるのかを知るための断片が詰まった本といえるでしょう。

ちきりんさんが自分のメディアを作るときに、質の揃ったメンバーに対してのメディアにするというのは、こちらの本を読めば理由がよくわかります。
質の揃ったメンバーの特徴というのは、なんのことはない、ちきりんさん自身の特徴なんです。
自分と似たような人に対するメディアであれば、自然体でいても共感してもらえるし、理解してもらいやすい。

そんなちきりんさんの考え方に触れることができるのが、多眼思考という本なんだと。

まとめちゃうと、
自分のメディアを作る為にちきりんさんの方法を参考にしたい方は赤本を。
ちきりんさんの考え方に触れてみたい方は、多眼思考を。

という感じでしょうか。

ではでは。
Read more ...

ミシュランに載ってるお蕎麦屋さんに行ってきたーおがわレポートー

先日蕎麦が無性に食べたくなったので、食べに行ってまいりました。
ちょくちょくあるんですよ。
おそばを食べたくなる時期が。

おそばってやっぱりおいしいですよね
行ったお店は
おがわ
というお店。

Read more ...

スポンサードリンク